予防・治療について

2025.01.15  チェリーアイ(症例1)

病気とその治療法を不定期にお伝えします。

初めての投稿は、先日手術したスタッフの愛犬ちゃん

瞬膜腺突出」(さくらんぼ?のような見た目からチェリーアイとも呼ばれます)という病気です

写真のように、目頭に見える赤い膨らみを指します

人には有りませんが、犬猫には目頭に第3の瞼である「瞬膜」があり、そこに涙の分泌腺である「瞬膜腺」があります

その瞬膜腺が飛び出てしまった状態を「瞬膜腺突出(チェリーアイ)」と呼びます

放置すると結膜炎が悪化し、瞬膜が変形したりします

今回スタッフの愛犬ちゃんは両目の瞬膜腺が飛び出てしまい、しばらくは飛び出た瞬膜腺を元の位置に戻して消炎剤の点眼治療を行う内科治療を行なっていました

ですが何度も繰り返してしまうため、外科治療を選択することになりました

今回は「ポケット法」と呼ばれる、瞬膜の内側の粘膜を瞬膜腺に覆い被せて縫い合わせる手術方法を選びました

手術直後の写真です

両眼ともに手術を行いましたが、パッチリお目目で良かったです

この病気は再発することがあるので、経過を追って見ていきます

当院ではチェリーアイだけでなく、マイボーム腺腫切除や義眼挿入手術などの手術も行なっています

白内障の相談も受け付けていますので、眼に関して気になることがあればぜひご相談ください!

院長